
コラム
Column
保定期間ってどんなことをするの?疑問を解決して治療を成功させよう
皆さま、こんにちは。
宮前平駅より徒歩1分の歯医者「宮前平ここいろ歯科・矯正歯科」です。
歯並びやかみ合わせを整える歯列矯正(矯正治療)の際に、保定期間が設けられているということをご存じでしょうか?
歯列矯正において、保定期間は重要なものであり、欠かせない期間です。
そこで今回は、保定期間についてご説明させていただきたいと思います。
矯正期間は2段階に分かれる
まず、歯列矯正は歯を動かす動的治療の期間と、歯の位置を固定する保定期間に分類されます。
●動的治療
歯を動かす期間です。
少しずつ歯に力を加えながら動かしていくので、「歯が動いた」と実感できるまでには時間もかかることもあります。
動的治療の期間はおおよそ2~3年といわれ、歯並び・かみ合わせの状態によって、その期間は前後します。
●保定期間
動的治療を終えた次のステップで、保定期間に入ります。
動的治療で動かされた歯は、元の場所に戻ろうとする習性があります。
そのため、歯が元の位置に戻ってしまわないように、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。
保定期間は長ければ長いほど良いと考えられ、最低でも動的治療期間とおなじ期間の保定期間が必要です。
保定期間の重要性とリテーナーの役割
歯列矯正は、歯を動かす治療がメインですので、保定期間が設けられていることをご存じない方も多いことでしょう。
しかし、保定期間を設けることなく治療を終えてしまったり、定められた期間リテーナーを装着しなかったりすると、歯が元の位置に戻り、いわゆる「後戻り」の状態になってしまいます。
せっかく数年間の動的治療を乗り越えたにもかかわらず、歯が元の位置へ戻っていってしまうと、再治療が必要になり、時間も費用も余計にかかってしまいます。
歯列矯正を成功させるために、必ず歯科医師の指示通りに、リテーナーを装着するようにしましょう。
当院の矯正治療
当院ではカウンセリングの際に、保定期間やリテーナーについても、丁寧にご説明させていただいております。
また、歯周病や加齢などにより歯が移動してしまう可能性があるので、歯列矯正後は、一生涯をかけて「後戻り」することのないよう管理することが望まれます。
歯列矯正をお考えの場合は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
出典 :矯正歯科「Q10後戻りがあると聞きましたが?」テーマパーク8020