コラム
Column
皆さま、こんにちは。
宮前平駅より徒歩1分の歯医者「宮前平ここいろ歯科・矯正歯科」です。
最近ではSNSの発達で、歯に関しても様々な情報を目にしますね。
砂糖を取り過ぎるとむし歯になりやすくなることは皆さまご存じかと思います。
しかし、それ以外にもこれは歯に悪い、あれは歯に良いなど正しいかどうかわからない情報もたくさんあります。
今回はそれらの情報を目にした患者様からよく質問される内容についてご紹介していきます。
食事をすると、お口の中は菌の影響で酸性に傾き、歯の表面は少しずつ溶けていきます。
しかし、だ液(つば)の働きによって、溶けた部分は回復していきます(再石灰化)。
「食事の直後は磨かない方がいい」と言われているのは、この再石灰化が起こる前に歯を磨いてしまうと、歯ブラシで歯の表面を傷つけてしまうのではないか、
という考えに基づいているようです。
一見、正しいように思える話なのですが、現在のところ研究などで根拠が示されてはいないようです。
基本的には「食後は早めに磨く」を実践することが大事です。
歯ブラシには、普通の手にもって歯を磨く手用歯ブラシと、ブラシが指導で動いて歯を磨いてくれる電動歯ブラシがあります。
電動歯ブラシは毛先が自動で高速回転したり、細かく振動してくれたりするので手用よりも効果がよさそうに思えます。
しかし、電動の方がむし歯・歯周病予防に効果的であるという根拠はありません。
手用歯ブラシと電動歯ブラシにそれぞれ特徴があります。誰でも一律に電動歯ブラシがいいというわけではありません。
電動歯ブラシを使う方が効果的な場合もありますので、かかりつけの歯医者さんと相談のうえでお使いいただくのがよいでしょう。
歯磨きのあと、歯磨き粉が完全になくなるように何度もうがいをしていませんか?
歯磨き粉の中には、むし歯の予防に重要なフッ素が含まれています。
このフッ素は、うがいや飲食をすると、お口の中から無くなってしまいます。
フッ素は歯を丈夫にする効果がありますが、歯に浸透するのに時間がかかるため、なるべくお口の中に長く残しておかなくてはいけません。
日中は難しいかもしれませんが、寝る前の歯磨き後はうがいしない(あるいは、うがいを1回だけにする)ようにするとフッ素の効果が期待できます。
今回は、普段の診療で特によく質問される内容から選びました。
他にも様々な質問が患者様から寄せられます。また別の機会にコラムとして掲載していこうと思います。
宮前平ここいろ歯科・矯正歯科 は、むし歯や歯周病の予防に力を入れています。
歯磨きの方法にお困りであれば、歯ブラシの選び方や磨き方も指導しますので、ご相談ください。