コラム
Column
皆さま、こんにちは。
宮前平駅より徒歩1分の歯医者「宮前平ここいろ歯科・矯正歯科」です。
ふだんはびくともしないのに、どうして矯正では歯が動くのか不思議ですよね。
何十年も同じ歯並びでコンプレックスだったのに、歯が動くなんてびっくりする方も多いはずです。
今回は、矯正治療で歯が動くしくみとスピードについてご紹介します。
それは、「歯根膜の動き」と「骨代謝」という身体のしくみを利用しているからです。
歯は、顎の骨の中に直接埋まっているのではなく、「歯根膜」という歯にかかる力などを和らげるクッションの役割をしている膜に覆われています。
矯正力がかかると、この歯根膜が伸び縮みをして力を和らげようとします。
縮んだ歯根膜側では、窮屈になり、骨を破壊する細胞が骨を吸収していきます。
反対に伸びた歯根膜側では、引っ張られて苦しいのを助けるために、骨を造る細胞が骨を増やしていくのです。
骨の吸収と生成により、歯が少しずつ動いていくというしくみを利用したのが矯正治療です。
歯は、1カ月で0.3〜0.5㎜程度動きます。
個人差はありますが、歯を2㎜動かすだけでも4カ月程度かかるのです。
たったそれだけ?と感じるかもしれませんが、強い力で無理に動かすと骨や歯の根にダメージを与える危険があります。
矯正の治療期間が長い(ゆっくり動かす)のは、歯や骨の健康を保つためでもあるのです。
矯正治療前の歯並びにもよりますが、平均で矯正治療は約2〜3年かかります。
歯を早く動かして、きれいな歯並びにしたい気持ちはありますが、今後の口内の健康のためにも時間がかかることを覚えておきましょう。
むしろ、一生のうちのほんの2〜3年できれいな歯並びを手に入れられるのなら、短いと思えるかもしれませんね。
宮前平ここいろ歯科・矯正歯科 は、無料カウンセリングを行いあなたに合う矯正プランをご提案しています。
今まで何をしても動かなかった歯を矯正治療で改善してみてはいかがでしょうか。